≪ 息を抜く ≫

 

息が詰まった状態では呼吸が浅くて苦しくなります。息を詰めた状態が続けば暴発しやすくなります。息を抜く工夫。

息が浅い時は無理に深呼吸しようとせずに、目を閉じて肩や首、背中の力を抜いて休みます。一息つけると息が入ってきます。

息が詰まっている時は体にも強張りがあります。首、肩、胸、腰。力を抜くってなかなか難しいです。固まっている処にもっとしっかり緊張を集めてから、抜く。振ったり、蹴ったり、体をパンパン叩いても鬱散になります。

 

肩の力を抜いて、目を休めると神経が緩んで呼吸が深くなります。

足指、足首回し。肩回し。肩の脱力体操。
足を振ってスコンと抜く、手首を振って水をはね飛ばすようにポンと抜くだけでも息が抜けます。

涙と唾、潤いが大事です。目の体操、舌の体操。

涙は目を保護し、神経を休めます。唾液は口中を殺菌し、頭の緊張を緩めます。

 

頭を空っぽにして気分転換。笑いもあくびもリフレッシュさせてくれます。

 

あくびの効用。口を大きく開けると顎関節が緩みます。涙が出る。唾が出る。水落がゆるんで気持ちが楽になります。声が出るともっと鬱散になります。

 

 

 

 ≪家でできること少し≫

○手首を細かく振って、水を撥ね飛ばすようにいろいろな方向にポン、ポン、と抜く。
足首を振って、スコンと蹴り出す。これも思い切っていろいろな方向に。まわし蹴りでも。

○肩の脱力体操。胸の開閉体操。

○上体を倒して脱力。首や肩の力を抜いてぶらぶら。足裏腰を伸ばしましょう。

腹式呼吸をしながら数息観の瞑想がおすすめです。
下腹に手をあててお腹を凹ませながら息を吐き、弛めて息が入ってくる時に『ひと~つ』『ふた~つ』
『み~っつ』… と『とお』まで数えることを繰り返しますが、1クールだけでも瞑想になります。 リラックスして免疫力、抵抗力を働かせましょう。

 

<<秋の調整法>>

 

 冷えの急所は足指3-4指間(中指と薬指の間)。左右比べて狭い側を第3関節の奥からしっかり開きます。足湯もいいです。温まりにくい側を少し熱くしたお湯にもう一度。

 

 秋は捩じれの季節。捩じりましょう、首から足までしっかりと。気持ちいいほうにもう1回。

 

 頭も歪みます。斜め方向(右前/左後ろ)(左前\右後ろ)に頭を包んで、膨らんでいる側(気持ちのいい側)に愉気します。

 歪み調整の場合は、包んでいる手のひらから吐く息で縮めるような気持ちで呼吸をします。何となく縮んでいくような感じで感応してくればそのまま続けます。頭を包んでいる手の指先を合わせるように外したら、頭蓋骨がしっかりと形よくなったのを確かめてみて下さい。